研究紹介ミニ講義について

 研究紹介ミニ講義は、京都大学で営まれている研究の一端を紹介するものです。このとりくみを通じて、学外の方には大学における教育・研究・医療へのご理解を深めていただくこと、学内においては教職員の相互理解に資するべく、2011年の夏から実施しています。

 概ね月1回、昼休み時間に京都大学職員組合に加入する教員を中心に、講義形式で研究の紹介をしています。また、講義収録映像はYouTubeでも公開していますので、会場での聴講ができなくても、後日お好きな時間にご視聴いただけます。なお、講義後の質疑応答は収録いたしておりませんので、ご了承ください。

 最新の講義は、このページの埋め込み映像でご覧いただけます。最新講義以外の収録講義は、YouTubeの映像再生ページへのURLで表示しています。
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2012/09/26

「近世ポーランド・リトアニア共和国とその遺産」

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講 師:小山 哲 氏 (京都大学文学研究科 教授)

収録映像:
http://youtu.be/tAGpx-OtBdo

資  料:
講義に使用したスライド(PDF)

講義概要: 今から400年ほど前、ヨーロッパの東部、バルト海と黒海にはさまれた
     地域に「ポーランド・リトアニア共和国」という国家が存在しました。
     この国には、さまざまな言語を話し、さまざまな宗教を信仰する人びと
     が共存していました。また、この国は、貴族たちが選挙で国王を選び、
     議会を中心に国政を運営する独特の共和主義的な制度をもっていました。
      18世紀の後半、ポーランド・リトアニア共和国は隣接する3つの強国
     (ロシア、プロイセン、オーストリア)によって分割され 、地図の上から
     消滅します。現在、かつての共和国の領域には、ポーランド、リトアニア、
     ベラルーシ、ウクライナなど複数の独立国家が存在しています。
     この講義では、この「貴族の共和国」の特徴をかんたんに説明したうえで、
     現在、その領土を継承するそれぞれの国で近世の歴史的遺産がどのように
     とり扱われているか、ご紹介したいと思います。


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