大学における教員の基本的な役割は教育と研究であり、教員の関心はもっぱらこれらに向けられているのではないでしょうか。
★教員だけでは成り立たない
教員が教育と研究を行う際に、実は多くの職員のサポートを受けており、職員と教員は京都大学の教育と研究の発展と向上という目標を共有しているのです。とすれば、教員の役割にとって職員は重要なパートナーであり、相互のコミュニケーションを図ることは重要な課題のはずです。
職員組合は、教員と職員が大学をめぐる課題を共有することに関して、相互に意思を疎通する具体的な場を提供しています。もちろん、職員組合は部局を超えた教員相互の交流の場でもあります。
★大学教員と社会との関わり
また教員にとって気になるのは、自分の研究と教育を取り巻く日本全体の状況(例えば全国的な大学改革の行方など)ではないでしょうか。職員組合は全国の職員組合と繋がることによって多くの最新の情報を得ることができ、研究と教育のより確かな展望を描く手助けとなります。場合によっては、大学当局の誤った方針を見抜くことも可能になるでしょう。
職員組合は、教員にとって、さまざまな点で有益な場となる可能性を秘めているのです。