研究紹介ミニ講義について

 研究紹介ミニ講義は、京都大学で営まれている研究の一端を紹介するものです。このとりくみを通じて、学外の方には大学における教育・研究・医療へのご理解を深めていただくこと、学内においては教職員の相互理解に資するべく、2011年の夏から実施しています。

 概ね月1回、昼休み時間に京都大学職員組合に加入する教員を中心に、講義形式で研究の紹介をしています。また、講義収録映像はYouTubeでも公開していますので、会場での聴講ができなくても、後日お好きな時間にご視聴いただけます。なお、講義後の質疑応答は収録いたしておりませんので、ご了承ください。

 最新の講義は、このページの埋め込み映像でご覧いただけます。最新講義以外の収録講義は、YouTubeの映像再生ページへのURLで表示しています。
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2012/03/23

「裁判員裁判と刑罰」

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講  師:高山 佳奈子 氏(法学研究科 教授)

講義概要:  2009年に開始された裁判員裁判は、死刑や無期懲役が科されうる犯罪を
     すべて対象にすることになっている。そして、裁判員は、事実認定だけで
     なく、言い渡す刑罰を決める判断もしなければならない。しかし、法律の
     素人である一般人にとって、刑罰を決めなければならないということは、
     実際にはかなり苛酷な義務である。
      このミニ講義では、死刑を中心とする刑罰に対する一般人の考えと、日本
     の法制度が前提としている複雑な刑罰理論とが隔たっていることを示し、そ
     の上で、裁判に参加する一般人にできることは何かを検討する。



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