研究紹介ミニ講義について

 研究紹介ミニ講義は、京都大学で営まれている研究の一端を紹介するものです。このとりくみを通じて、学外の方には大学における教育・研究・医療へのご理解を深めていただくこと、学内においては教職員の相互理解に資するべく、2011年の夏から実施しています。

 概ね月1回、昼休み時間に京都大学職員組合に加入する教員を中心に、講義形式で研究の紹介をしています。また、講義収録映像はYouTubeでも公開していますので、会場での聴講ができなくても、後日お好きな時間にご視聴いただけます。なお、講義後の質疑応答は収録いたしておりませんので、ご了承ください。

 最新の講義は、このページの埋め込み映像でご覧いただけます。最新講義以外の収録講義は、YouTubeの映像再生ページへのURLで表示しています。
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Mini Lecture Archives

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2015/03/17

「香袋の科学」の講義収録映像を掲載しました|伊藤美千穂 氏(薬)|2015.03.11

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日 時:2015年3月11日(水)昼休み

講義題:「香袋の科学

講 師:伊藤 美千穂 氏(京都大学 薬学研究科 准教授)

講師紹介:http://www.pharm.kyoto-u.ac.jp/wp-content/uploads/2012/12/sigenja.pdf

講義資料:講義スライド.pdf
https://1drv.ms/b/s!AmKvrfs6CciGgYIdJoKSVwNcXv11Ag?e=iWuOn6
  ※映像の中では読みにくい文字もありますので、補助資料としてご覧ください。

収録映像:https://youtu.be/VEYcnq4fEDc (YouTube)

講義概要: 京都では古くからお香が嗜まれ、今でも市中の生薬店では多彩な香薬が
     取り扱われている。
源氏物語などでも「香り」にまつわる豊かな描写がみ
     られ、「香り」は文化と密接に結びついている。湿潤な日本では「香り」
     は空気中の水分に乗って拡がるため、香袋など奥ゆかしい香りの文化が
     醸成されてきた。対極的に湿度の低いヨ
ーロッパでは、香りをアルコール
     にのせて発散させる香水が発達
した。
      近年では「アロマテラピー」を楽しむ人も多く、気分をリラックスさせ
     せるなどの効果をうたうものもあるが、サイエンティフィックな説明に耐
     えられないものもみられる。

      この講義では、「香り」に含まれる化合物の薬理効果の実験結果やその
     解説に加え、香薬の原
材料の採取や取り扱いをめぐる国際情勢や原産地の
     状況についても説明する。


講師著書:
生薬単
 
生薬でおばんざい
 

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