研究紹介ミニ講義について

 研究紹介ミニ講義は、京都大学で営まれている研究の一端を紹介するものです。このとりくみを通じて、学外の方には大学における教育・研究・医療へのご理解を深めていただくこと、学内においては教職員の相互理解に資するべく、2011年の夏から実施しています。

 概ね月1回、昼休み時間に京都大学職員組合に加入する教員を中心に、講義形式で研究の紹介をしています。また、講義収録映像はYouTubeでも公開していますので、会場での聴講ができなくても、後日お好きな時間にご視聴いただけます。なお、講義後の質疑応答は収録いたしておりませんので、ご了承ください。

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2014/09/30

「天の川の地図を描く」

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日 時:2014年9月30日(水)昼休み

講義題:「天の川の地図を描く

講 師:山田 良透 氏(京都大学 理学研究科 助教)

講義資料:140930天の川の地図を書く.pdf JASMINE(国立天文台)
https://1drv.ms/b/s!AmKvrfs6CciGgYIN-wvtkCs-CQFA9g?e=dThs7c

収録映像:http://youtu.be/JN89lp2n_zM (YouTube)

講義概要: 天球の星々の動きは、人類にとって重要な意義をもってきました。
      古くは暦、すなわち農作業を行う時期を決める材料として、大航海
      時代には大海に浮かぶ船の位置を知るための手段として、そして今は
      宇宙はどのくらい大きいのかを知るために、我々は遠い星々の運動を
      詳細に測定し続けています。このような天文学を、位置天文学と言い
      ます。1989年ヨーロッパの位置天文衛星Hipparcosの打ち上げにより、
      これまでの地上観測から人工衛星による観測を可能とし、天文学は
      画期的な飛躍を遂げました。そして、当時全ヨーロッパ挙げての大型
      衛星で成し遂げたのと同程度の成果を、日本では学生の手作りの
      超小型衛星Nano-JASMINEで実現しようとしています。
      さらに、その先の成果を目指す衛星も計画中です。
      本講演では、位置天文学の2000年にわたる歴史と、最近の進展
      についてお話しします。

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