研究紹介ミニ講義について

 研究紹介ミニ講義は、京都大学で営まれている研究の一端を紹介するものです。このとりくみを通じて、学外の方には大学における教育・研究・医療へのご理解を深めていただくこと、学内においては教職員の相互理解に資するべく、2011年の夏から実施しています。

 概ね月1回、昼休み時間に京都大学職員組合に加入する教員を中心に、講義形式で研究の紹介をしています。また、講義収録映像はYouTubeでも公開していますので、会場での聴講ができなくても、後日お好きな時間にご視聴いただけます。なお、講義後の質疑応答は収録いたしておりませんので、ご了承ください。

 最新の講義は、このページの埋め込み映像でご覧いただけます。最新講義以外の収録講義は、YouTubeの映像再生ページへのURLで表示しています。
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2012/07/13

瓦礫の中の美術館(展)-パレスチナから考える「アートに何ができるか」-

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講 師:岡 真理 氏 (京都大学 人間・環境学研究科 教授)

収録映像:http://youtu.be/ZPUB-AQxl7Q

資  料:講義に使用したスライド(PDF)

講義概要: 
かつてサルトルは、アフリカで子どもが飢えているときに文学に何がで
     きるかと問い、文学は無力であると語った。では、パレスチナでパレスチ
     ナ人が虫けらのように殺されているとき、文学に何ができるのか?文学は
     無力なのか? もし、そうであるなら、文学の存在理由とは何か。
      この講義では、文学だけでなくアート(芸術表現一般)に問いを拡大し、
     占領下のパレスチナやイラク、アフガニスタンといった中東地域を中心に、
     人間がその人間性を顧みられない事態を生きているとき、アートに何がで
     きるのか、なぜアーティスティックな表現が要請されるのか、アートとは
     何か、について考えたい。


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